筍は、5月の末から6月の半ばまで、真竹という、細く、黒っぽい外見の筍です。
孟宗竹が終わったあとに、破竹、真竹と季節が夏に近づくにつれて、竹の種類も変わります。
ゆで方ですが
先端を斜めに切り落とし、皮と剥き易いように縦に身の手前まで切れ目をいれます。皮ごとゆでるのは
、皮にあくを抜く作用があるからだそうです。
米ぬか、鷹の爪を水とともになべに入れて、そこに筍を沈め落し蓋をして火にかけます。ぬかに含まれる
カルシュウムが筍のアクに作用して、えぐみをとるそうです。
大きさによってゆで時間が違いますが、およそ40分から1時間位茹でます。えぐみが強いものは
長めに茹でるのですが、長く茹ですぎると共に風味も抜けてしまうので、使う料理によって加減したほうが
よいようです。落し蓋をして茹でます。火を止めて、さらにアクを抜くため、そのまま冷やします。暖かい
うちに水に当てると、アクが残るだけでなく、筍が縮んだり、割れたりすることがあります。
数時間たったら、筍を取り出し、皮をむき、さっと水洗いをして、冷水に浸しておきます。
保存する場合は、この状態でタッパーなどにいれて、冷蔵庫に保存します。
鶏肉と筍の煮物のコツは、鶏肉は、皮つきのもも肉を、食べやすい大きさに切って、筍と鶏肉を
油でいため、しょうゆ、少しの日本酒、砂糖だけで、少し甘めに煮ると美味しいと思います。
名島屋のだしを使いたいところですが、筍は、茹でてあるので、水っぽくならないように、炒め煮を
したほうが、美味しいようです!
豚汁は、里芋、ニンジン、ゴボウ、豚肉 だけで作りました。里芋は、新里芋でしたから、半分くらいに
切って、皮のまま蒸かして、皮をとって使います。煮えているので、ごぼう、ニンジンや豚肉が煮えてから
最後に里芋を入れて、みそを溶きいれます。蒸かしたものを使うほうが、すっきりとした汁になりますし、
掘って時間がたったものは煮えるのに時間がいるので、先に蒸かしていたほうが、早く出来上がります。