今年も出荷があと二日。今年も、お世話になりました。
今年は、有明海の養殖が不作で、例年の半分しかできず、それにより、入札価格が倍、それだけでは
なく、このような自然の環境による不作では、味もたくさん収穫できる年にくらべて、よくないですね。
通販部 名島屋のスタッフは、今年は、お客様のご注文のお電話に、声がかれるほど、今年の状況を
説明して、納得していただきご注文をお受けしました。
不作であることをご満足いただけない味でと表現して、申し訳ないです。。とお伝えしてまいりましたが
ご満足いただけない味ではなく、昨年よりまずい!でしょと、なぜはっきり言わなかったのかと
お叱りをうけて、電話をとる手が震えていました。
天然のものは、数年に一度、このような年があります。今年は、かなり重症でした。
しかし、このような年もありますよと、多くのお客様は、励ましてくださいました。
有明海の海苔の生産者は、もっと落胆し、大変な年であったと想像します。
有明海では、晩秋の一番摘みの収穫もおわり、涙がでるような、おいしい海苔ができておりました。
初入札で社長が仕入れた海苔を、しみじみうれしくいただきました。
需要がある限り、生産者は、日々努力をして、自然に立ち向かい、おいしい海苔を作っていくと
確信しております。
どうぞ、どんな年でも、日本の米で作られたおむすびに日本の海苔を、自国で育つ食べ物を
愛していただけましたらと、心から願っております。
名島屋 井口知子