暑い夏でしたが、9月を迎えますね。
さすがに今年の夏は、お昼に歩く気にならないほどの暑さでした。
日中にお外でお仕事されている方や、名島屋のお荷物を運んで、配達をお願いしていただいて
いる宅配会社のドライバーの方が、この暑さでお疲れになっておられるだろうと思います。
花札の絵柄を、1月から12月まで暗記されている方の話しを聞いて
ネットで調べました。
9月は、長月 秋分を過ぎるとしだいに日が短くなって夜が長くなることから
夜長月 と呼ばれ、これが転じて「長月」になったと言われているそうです。
花札の絵柄は、菊と杯、五節句の一つである「重陽(ちょうよう)の節句、9月9日」の
「菊酒(きくざけ)の風習がモチーフになっています。
「菊酒」とは、蒸した菊お花びらを器に入れて、冷酒をそそぎ、一晩おいて香りを移すことが
できるお酒のことで、菊を鑑賞しながらお酒を飲むと長寿になると考えられてました。
また「菊」は、高貴、高尚の象徴でもあり、日本の皇室、皇族の=菊花紋章、十六八重表菊
としても用いられています。
「きく」と「さかずき」で頭と尻が同じになります。
花札の絵柄が、日本の伝統行事にもとづいていたり、縁起担ぎを持たせたり、伝説、説話を
モチーフにしたりと、さまざまな意味合いが込められるいるということです。
最近は、花札を見かけることも、ありませんが、今回ネットで調べて、この絵柄の単純な美しさに
歳を重ねて、四季を過ごしてこそ、わかるものがあると感じました。
そして、1年に一回しか、お目にかかれない花や、食べ物などに、ふと
あと何回であろうかと思ってみたりしたことはありませんか。
もうすぐ、9月。
今年も、あと4か月。 名島屋は、忙しくなる季節に入りますし、9月から通販のカタログが
値上げになります。ご迷惑をおかけしますが、いつまでも名島屋をかわいがっていただきますように
心から、お願いを申し上げます。
真夏のお疲れがでるころです。どうぞご無理のない生活を、十分な睡眠をされまして、
ますますお元気にお過ごしになられますように、お祈りいたします。
名島屋 井口知子