おもいはせ
近くて遠きはむすこかな
今日の5時すぎに、ご注文をしていただいた埼玉のご婦人、よく頼んでいただいているのと
いつも笑わせてくださるので、ついつい亡き母のご年齢なので、長話になるのです。。。
上の川柳を、めったに来ない息子さんが、とーきどーき、線香を仏壇にあげられるときに
なんと、玄関に墨で大きく書いたものを貼っていたのですって。
そうしたら、その書いたものを直立不動で見て、とっとと帰ったそう。。
86歳ですよ。この面白さは、お話ぶりが、またさらに盛った話になって、笑いっぱなしです。
最近はその足に坐骨神経痛がでたので、息子さんに言うと、嫁さんに、たまには甘えてくれと
言われたので、電話をしたら、無理です!おかあさん。おかあさんはタクシーで、行かれてください!
と、一喝されたそうです。その話ぶりが、またおかしい。
息子が来たので、あなたが甘えなさいと言ったから、そういうふうに言ったら、無理無理と言われたわよ!
と言いましたら、
また直立不動になって、とっとと帰ったのよ。。。
本当に、一人になったら、友人が大切なの。だから、名島屋さんの海苔で、細巻きや、太巻きを
作って、家でみなで食べたり、遊びに行ったりするんですよ。。という話を、それはそれは見事な
滑舌で、おかしく、たのしく、上品に話されたのです。
また友人のご主人がぬれ落ち葉のように、女の集まりについてこられるのよ。。うちはいないから
よかった。。
この上品な面白さがたまらないですよ。見習わないといけませんねえと申し上げて、電話を切りました。
落語に行ったようで、今日の仕事は楽しかったです!
私も、いつも話をもる癖があり、自虐ネタで、笑いをとってますが、歳は母のようなお年ですが
きっと、近くにいれば、お友達になったことでしょう。。。
名島屋 井口知子