新緑鮮やかな、この季節は緑のグラデーションが美しく、樹木の間を吹き抜ける風は
やっと寒い季節が終わり、梅雨までの一番気持ちのよい季節です。大分の長湯に行って
きたのですが、湯布院から走ること30分。新緑の山々は、芽吹いたばかりの淡い緑で
それはそれは美しい彩でした。大分の長湯のお湯は、炭酸が含まれるお湯として有名で、
腰痛等によいということで長期滞在型のコテージスタイルの旅館もあります。低価格で朝食のみ
お湯は近くの温泉を無料で何回でも利用でき、お料理も中で作れるようになっています。
上手に鳴けるようになった、うぐいすが姿をみせず、散歩をしていてもずーっと「よくきたね!」と
お出迎えしてくれているようでした。
湯布院のように有名ではないけれども、この川の美しいこと。。。
コテージには、隣接した図書館があり、山岳の本が数千冊とあり、自由にお部屋で
読むことも出来ます。お水が硬水で清いからか、コーヒーがほんと美味しい。
お湯は鉄分を含むせいか、少し茶褐色で、飲むと胃腸に大変よいそうです。が、私は
ちょっと苦手でした。少し走ると大分の竹田市内です。竹田は滝廉太郎の荒城の月で有名は
岡城跡があります。この地方の歴史はキリスト教の影響もあり、歴史を書いた本を読めば、
また、違った面がみえてくるようです。
現実を離れ、テレビもつけることなく、おいしいコーヒーと本で贅沢な時間を少しですが過ごし
うれしいときでした。最近は素泊まりのこのような長期滞在型の旅館も多くなり、お安いし
是非、おすすめです。
名島屋 井口知子