皆様お元気にお過ごしのことと存じます。8月だというのに、台風の影響であったりと、雨も多いですね。
最近は、時間がかかるお料理を作る時間がなく、たまには散らし寿司なども作りたいとは思っていても
お休みは、掃除洗濯、食材の買い物や雑用や、読みたい本に時間をとられ、怠けております。
昔買った本で、日本の食卓という本から、秋の献立の立て方というところを抜粋して紹介させていただきます。
秋の献立の立て方
献立の考え方は、季節の食材をバランスよく、どのように使うか ということです。
献立をたてるにはまず、季節の風情をどのように感じるかが大切です。
季節を身体で感じて料理を考える。夏は夏らしく、秋は秋らしく食べる。この らしさ というのが非常に大切
なのです。これを感じることができれば、今は酸っぱいものが食べたいのか、味の濃いものが食べたいのがわかる
ようになります。その感覚によって主菜を決めて、副菜を決める。次に、主菜が酸っぱい料理なら、副菜はこってり
したものを、温かい主菜なら、冷たい副菜を、主菜が野菜料理なら、副菜は魚料理にするなど、主菜と副菜のバランス
を考えて献立を考えましょう。
秋はちょうど季節の変わり目の時期です。初秋はまだ暑さが残るのでさっぱりしたもの、晩秋は寒さが出始める
ので温かいものなど、日によって気温の違いが感じられるのが特徴です。
この季節の移ろいを敏感に感じて、食べたいものを考えるようにしましょう。
献立は基本的には、一汁三菜といわれます。ただし、三菜のすべてが、魚や肉料理ではバランスの悪い
献立ろいわざる得ません。最近は味の濃いものやこってりしたものだけを食べる人もいますが、これでは
献立のバランスが悪いだけではなく、身体のバランスも崩れてしまいますので、気をつけるようにしてください。
また朝から晩までの献立が、すべて一汁三菜でなければいけないわけではありません。
忙しい朝などは、ご飯の味噌汁、市販の漬物や納豆、のりに、副菜や常備菜などの一汁三菜の献立に。
昼はそばや丼ものなどに常備菜などを添える。夜はできるだけ一汁三菜を心がける。というように作ると
献立や栄養のバランスもとれた食事になります。
以上が本から抜粋させていただきました。
今は、ハウスで旬以外の野菜も買うことができますが、やはり旬のものが、安く、栄養価も高く
その季節の健康を保つのによいと私も感じております。
夏の旬の野菜、果物、秋の野菜、果物を記載します。
売り場には、夏と秋が混在しております。旬は食べ物が一番おいしい時期を指すだけではなく
私たちの身体のリズムとつながりもあります。旬のものは、たとえば夏は暑さのために新陳代謝が
遅れたり、身体のリズムがおかしくなってしまうことも。そういうときは体を冷やし、新陳代謝を促進
してくれるトマトやきゅうりといった夏野菜を水分を補給してくれるすいかが、夏の健康をサポートして
くれます。
やがて訪れる秋には、夏バテ回復と、寒い冬の備えとなる野菜や果物が旬になります。ビタミンが
多く含まれるかぼちゃ、消化を助ける柿やなしなどです。
夏 ピーマン、トマト、かぼちゃ、きゅうり、なす、レタス、とうもろこし、モロヘイヤ
枝豆、すいか、など
秋 にんじん、じゃがいも、さつまいも、きのこ、柿、りんご、なし、洋ナシ、栗 など
季節の代わり目のおり、ご無理のない生活をしたいと感じております。
ますますお元気にお過ごしくださいませ。
名島屋 井口知子