うさぎとしになって早2週間。やっと、新しい年が開始したという自覚がやっと出てきました。
福岡もお正月から、雪や、雪まじりの雨だったりで、とても出歩く気になるお天気ではなかった
ので、年末に買いこんだ本を、ひたすら読み続けました。中でも、おもしろかったのは、「シンプル
に生きる」 「競争と公平感」 「ハーバードの人生を変える授業」。シンプルに生きるは、もちろん
全部受け入れる内容ではなかったけれども、シンプルにすることで、見えてくるものがあるし、
本当に必要なものが、わかってくるという点等は、そうだ、そうだという感じでした。この本と
何故が食を結びつけるのが、この徒然らしいところなのですが、私は、最近よく思うのですが
和食は、基本的には、調味料は醤油、砂糖、塩、酢、みりん、出汁をとる乾物、油、小麦粉
米があれば、あとはお魚、野菜、お肉、乾物の豆、干瓢等など。それだけで、ほとんどのものは
作れるということです。ところが、何故がキッチンがどんどん、ものであふれるようになってきたの
は、何故でしょう、、、スーパーに行って、お惣菜売り場に行けば、ここ20年ほど、並んでいる
ものは、もともと日本人が好きな、お豆の煮物、きんぴら、肉じゃが、かぼちゃの煮物、ポテト
サラダ、卵焼きなど、特に見たこともないお料理は並んでいない!ということは、みんなこんな、
平凡なものが一番好きだし、売れるってこと?? しかもシンプルなものが多いでしょう?
されど、このシンプルな昔からあるメニューこそ、おいしさに大きな違いが出来るということを
みんな知っているのですよね。それは、「出汁」の違いといってもオーバーではないと私は
感じています。出汁を使っていなくて、ただ甘辛い肉じゃが、出汁の味がしないかぼちゃの
煮物。これは、母が作ってくれたものでは、見た目は同じでも違う!と思う人は多い、、、、
シンプルな料理ほど、出汁の力が大きいことを、この本と結びつけて、ここで能書きを言う
私も、あきれたもんだと思いますが、是非読んでいただき1冊でした。
名島屋 井口知子