皆様お元気にお過ごしのことと存じます。
寒い日が続き、野菜のお値段は雨不足、夏の暑さで成長が遅く、キャベツや白菜など、びっくりな価格になり
お買い物をされる度に驚いておられることと思います。
最近の私の昼ごはんは、ラップに包んできたおむすび。会社にある縁起のりを巻いて、会社にあるふりかけを
かけて、口を大きくあけて、食べております。ゆで卵をもってくるときもあります!りんごをもってくるときも
あります! 毎日かかせない海苔について、こころから身体によいと思っている私が、文献を紹介させていただきます!
料理はめんどくさいと思っておられる方もおられますが、私も手の込んだ料理はあまりいたしません。
シンプルな味がすきだからですが、魚は焼くか、刺身。肉は豚も、鳥も牛肉もオーブンかフライパンで焼いて
おいしい天然の塩とこしょう。野菜は、蒸すか、炒めるか、根野菜は名島屋の出汁パックで煮物。
毎日、おしゃれなお料理には、ほとんど無縁です。季節の旬の野菜のみしか食べません。その安いはずの
白菜が高いのは、寂しいですが。
美味しい米でご飯を炊けば、美味しい海苔で、大満足です。
では、ご自慢の海苔のすぐれた点をご紹介いたします。
まずは、食物繊維。
なんと海苔の約3分の1は食物繊維というから驚き。
海苔の食物繊維は野菜に含まれる食物繊維と違い柔らかく、胃壁や腸壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用を促してくれます。またこの細菌による腸内でのビタミン合成にも役立っているともいわれています。
2つ目は、ビタミンC。
美白効果で知られているビタミンC。一般的にビタミンCは熱に弱く、調理すると栄養素が破壊されると言われますが、海苔に含まれているビタミンCは熱に強く、調理をしても栄養素が壊れないのが特徴なのです。
3つ目は、ビタミンB1、B2。
海苔約3枚で豚肉肩ロース(薄切り肉約1枚分/30g)にあたるビタミンB1、B2が含まれています。
この量は、成人女性が1日に必要なビタミンB1、B2の必要量に相当していて、糖質を効率よくエネルギーにかえてくれるので、食欲がない時や疲れやすい時に食べると疲労回復にも効果的。
4つ目は、タンパク質。
タンパク質が豊富な食品としては大豆やお肉類などを思い浮かべる方が多いと思いますが、「海苔」にもかなり豊富なタンパク質が含まれているのです。その量はたった海苔2枚でゆでた大豆約15gに相当するほど!
合わせて「海苔」には強肝作用のあるタウリンも多く含まれているので、海苔を使ったおつまみをお酒の肴にすると、タンパク質が補え、肝臓の働きも高めることができてお酒好きにはうれしい効果が。
5つ目はEPA(イコサペンタエン酸)。
今注目されている栄養素のひとつで、がん予防に効果的と注目されているβ-カロチンやコレステロール値を下げる働きがあります。
悪玉コレステロールを減らしたり、肥満の原因である中性脂肪を減少させる効果もあるといわれるので、生活習慣病予防に最適!
名島屋 井口知子