今年の夏の暑さには、びっくりですね。
薬局に行ったときに、チラシに目がとまったので
皆様にご紹介します!
私も、昔、熱中症になり、2日ほど入院したことがありますので
気をつけているつもりですが、チラシを読んで、暑い夏だけでは、夏にそなえた
体つくりをしなければならないと感じております。
熱中症の仕組みと症状
人の内部は37度くらいに維持されています。暑くなると(自律神経の働きによって)抹消血管が拡張して
血流量が増え、体の熱を排出しようとします。
また同時に汗をかいて、汗は体表から熱を奪いながら蒸発し、熱を下げます。
しかし、何らかの原因でこの働きが妨げられると体の内部温度が上昇します。
原因のひとつとして環境の影響があります。気温の上昇によって外気と体の内部の温度差が
少なくなったり、湿度が高く風がないなどで汗が蒸発しにくくなると、熱を排出しにくくなります。
脱水症状も一因です。体内の水分が減り、脱水症状を起こすと汗がかけなくなって、体の内部の温度が
が下がらなくなります。また血流量も減って、抹消血管から熱を排出することができなくなります。
高齢者の熱中症に注意
高齢者は若い方に比べると暑さを感じるセンサーが鈍くなってきます。
そして毛細血管や汗をかくための汗腺の数が減り、水分を保持しておくための筋肉量も少なくなってきます。
より意識的な熱中症対策が必要です。定期的な水分補給や、上手なクーラーの活用を心がけましょう。
●熱中症の症状
初期
めまい 、立ちくらみ、気分が悪い 、筋肉がつるなど
中期
頭痛、 吐き気、体がだるい など
重症
意識障害 、けいれん、ひきつけ、
肝臓や腎臓の機能障害
血液の凝固異常(出血がとまりにくくなったり、逆に血管の中で血が
固まりやすくなったりする=血栓)
● 熱中症の対応
1,周りの人に熱中症が疑われる症状があった場合
「大丈夫ですか?」と声をかけてみる。
返事がなかったり、しっかり返答ができなかった場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
2,しっかり返答ができる場合は涼しい場所に移動させて服をゆるめ、体を冷やし
(大きな血管のある首筋や脇の下、太ももの付け根を冷やすことが効果的です)
水分補給をさせましょう。
熱中症の重度の場合は自力で水分補給ができなくなります。脳梗塞の併発なども疑われますので
速やかに医療機関を受診するようにしてください。
● 熱中症になりにくい体つくり(長期的な対策)
水分は筋肉などの細胞にためられます。ですから筋肉量を減らさないようにすることが
大切です。しかし暑い外での運動は熱中症のリスクも高まります。
涼しい時間帯での運動、あるいは室内で行う筋トレやストレッチなどもお勧めです。
肥満の方も保持できる水分量が少なくなります。日々の体重管理も大切です。
以上、薬局でいただいたチラシの一部分を記載させていただきました。
今年は9月も残暑が続くそうです。
海苔をお求めのお客様に申し上げておりますが、海苔にはミネラルが多く、ご飯に海苔、梅干し
お茶をたっぷり。すいか。ご飯を3食しっかりいただいて、暑い夏をのりこえて、楽しんでくださいませ。
名島屋 井口知子