この魚は、さてなんでしょう?生きているわけではないのに、口に指を入れたら、口がとじて
すざましい歯で、かまれて、ぼこっとと包丁で頭をたたきました。。。
おこぜです! 福岡県福津の道の駅で仕入れました。がんばって、さばいたのですが、左肩を
痛めているせいか、力が今一つで、頭に包丁を入れることができませんでした。そうとうな石あたまです。
頑固でしょうね。きっと。
おこぜの皮の下のあたりは、美肌のもとがたっぷり。皮までいただきましょう。。
やっつけました。
すごいでしょう? 大変おいしかったですよ。揚げたては。てんぷら粉は米の粉です。
油は大事。体によく、熱を加えてもよく、しかもからっと揚がるのは、こめ油です。
ぜひ買ってみてくださいね。
もちろん、塩だけでいただきました。塩もやはり、うまみのある昔ながらの製法のものが
よいですね。すだちが売っていたので、すだちをきゅっとしぼって夏の味です。
おこぜのから揚げには、やはり日本酒。このお酒は、宗像の老舗の勝屋酒造様の夏限定の
日本酒です。さっぱりとした口あたりで、おいしかったです!
コロナの感染がひろがって、家で、魚をさばく。家のみはしないと誓っていたのに、おいしいお料理に
少しのお酒は、お料理の引き立て役。
湿度を含んだ、ねっとりと肌に感じる空気ですが、その梅雨のこの風の香り、湿度に、からっと
揚げたおこぜ。
コロナの夏も2回目。
上を向いて歩こう、涙がこぼれないように。一人ぼっちの夜。
名島屋 井口知子