リチャード、カールソンの「小さいことにくよくよするな」という本。1998年に書かれています。
リチャードカールソンは、心理学者でストレス、コンサルタント。おもしろい職業ですよね。
その中で特に印象に残ったところを少しご紹介。
「人の意見のなかには一粒の真実がある」
自分も人もハッピーにするのが好きなら、このアイデアは使えるだろう。ほとんどの人が
自分の意見は正しいと感じている。そうでなければ人に聞かせたりしないはずだ。しかし
そこで問題になるのが、自分の意見と人に意見を比べる癖である。相手の意見が自分と
合わないとき、ばっさりと切り捨てようとする。自分はそれでいいが、相手はくさされた感じに
なり、どちらもなにも学べない。
まちがいではなく長所を見つけようとすれば、どんな意見にもなんらかの長所は見つかる。
こんどだれかが意見を口にしたら、判断や批判をくだすかわりにその意見になんらかの
真実がないかどうか考えてみよう。
人の意見を判断したり批判したりするときは、その人についてなにか言っているのではなく
自分は口うるさい批判屋なんだとPRしているにすぎないのだ。
私は人の意見を批判することもあるが、前よりずっと減った。人の意見に一粒の真実を
見いだそうとつとめた結果だ。このシンプルな戦略を練習してみると、とてもすてきなことが
起きるだろう。相手のことを理解するようになる。相手からも好感を抱かれるようになる。
なりよりいいことに自分がもっと好きになれる。
ストレスコンサルタントだけに、このような話が多いのですが、かなりうーんとうなる本です。
かなり売れた本だそうです。
お目にとまったら、おすすめの1冊でした。
井口知子